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2005年11月14日 メモ書き
世界史をやっていると色んな名前に触れる事があります。さて、今回は他言語との言い換えにポイントを当てて書いていきます。

まず、他言語との言い換えについて例を挙げておくと、「大脱走」に出てきた第三捕虜収容所所長・ルーガーさん。英語読みだと「ルーガー」ですが、よくよくドイツ語で聞いてみると「ルーゲル」と言ってます。

まあ、こんな感じ。

以前、学校で英名チャールズの言い換えについて議論した事がありました。結局は世界史人名辞典により解決したのですが、あんときは非情に記憶の曖昧さについて実感する羽目に。そんでもって、チャールズの言い換えは、
(独)カール、(仏)シャルル、(伊)カルロ、(西)カルロス、(ラテン)カロルス。
と、いうわけで、チャールズ一世はカール一世でも、カール大帝はシャルル大帝でも、シャルル七世はカルロ七世でも、カルロ・アルベルトはカルロス・アルベルトでも、カルロス一世(神聖ローマ皇帝としてはカール五世。確かに言い換えが出来ている)はカロルス一世でもいいってことなんじゃ?

その時もう一人名前が挙がったのはロマノフ朝最後の皇帝、ニコライ二世。最後という事も相まってよく出てくるこの人、日本に来た事があるんです。皇太子時代に。しかし、1891年の大津事件で。それ以来、日本嫌いになったらしいですが、それと日露戦争は関係しているのか?それはいいとして、ロシア語のニコライの言い換えは、
(英)ニコラス、(独)クラウス・ニコラウス、(仏)ニコラ・ニコル、(伊)ニッコロ、(ラテン)ニコラウス
「沈黙の艦隊」のベネットさん・「ジパング」のクラウス君(どっちもかわぐちかいじやんけ・・・)・フランス代表のアネルカさんはみんな一緒だったんですね・・・

ここでサッカーネタで一つ。イングランド代表オーウェンとドイツ代表バラック、元フランス代表プラティニはみんな仲間なんですよ。名前が。サッカーではないですが、前出のロマノフ朝を開いたロマノフさんも同士。
(英)マイケル、(独)ミヒャエル、(仏)ミシェル、(露)ミハイル
元フランス代表(だったっけ?)セザールはラテン読みすればカエサル。こう考えると凄いですね。

最後に、キリスト教で出てくるパウロとペテロについて。
パウロは
(英)ポール、(独)パウル、(仏)ポール、(伊)パオロ、(西)パブロ、(露)パヴェル、(ラテン)パウルス
ペテロは
(英)ピーター、(独)ペーター、(仏)ピエール、(伊)ピエトロ、(露)ピョートル、(ラテン)ペトルス

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