映画

2006年1月3日 映画
昨日、年末用に持って行ったビデオを鑑賞。一つはハリポタの秘密の部屋で、こちらはよかったのですが、もう一つの「西部戦線異状なし」は悲しくて悲しくて・・・。世界史にも出てくるレマルクの同名小説の映画版で、第一次世界大戦に志願兵として戦地に赴いた高校生が見た戦争を通して反戦を訴える作品。数年後に故郷に休暇で戻ってからはもう何とも言えない悲しみや喪失感がこみ上げてきて、戦争ってものがどんなものなのか、考えさせられる。やはり実際に従軍した人が書いているからなのだと思う。補給のない自分たちが戦っている相手には、白いパンと砲撃をするだけの補給がある。その上、何も知らない背後の人間は実際のなんたるかも考えず、祖国を守るために死ぬことは名誉なこと、さらに英雄に祭り上げ、地図の上だけの机上の空論でここを攻めろと言い、パリへ進めと声高に叫ぶ。自分を戦地に送った教師は未だに生徒に祖国は君たちを求めていると話し、実際の戦争体験を話せば卑怯者と罵られる。

ここまで来るだけでかなり重たい内容だが、ラストが何とも言えない。塹壕に舞い戻り、前線に張り付いているときにふとすぐそばに蝶がいるのに気付く。手を伸ばして捕まえようとした瞬間、敵陣から一発の銃弾が・・・

実際にこれを見ることを勧めます。一生に一度は見るべき作品だと個人的には思う

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